ピロリ菌の除菌ってこんなに時間がかかるんですか!?

前回の記事はこちら

2回目の検査を受けたケロミ。
1週間後、検査結果を聞くため病院へ行きました。

この時点で胃の痛みはかなり軽減していました。
胃の内側は粘膜なので、傷つきやすい一方で修復も比較的早いようです。

気になる検査の結果ですが、今回はきっちり陽性でした。
これでようやくピロリ菌の除菌ができます!

除菌と言っても1週間薬を飲めば良いだけなので楽なものです。

今回処方されたのは、

  • ボノサップパック400
  • ファモチジンOD錠20mg

このうち除菌薬はボノサップパックの方ですね。
ボノサップパックは1つの薬の名称ではなく、3種類の薬(ボノプラザン・アモキシシリン・クラリスロマイシン)がパッケージ化されたものです。

↑こんな感じ。

3種類もあると個別に渡されるとバラバラしてしまうし、飲み間違えたりするリスクもあります。
しっかり除菌するためには正しく服用しなければいけないので、こんな風にわかりやすくまとめられていると安心ですね。

ファモチジンは呼気検査前に処方されていたのと同じです。
ただし、今回はなんと…77日分!?

除菌結果がわかるのは3か月後…

「1週間薬を飲むだけ!」と言いましたが、それですべてが終わるわけじゃないんです…。
無事除菌できているかどうか、それがわかるのは約3か月後。

しかも、きちんと除菌できていなければ再度除菌のやり直しをする必要があります。
その場合またもや3か月待たないと結果が出ないので、そうなれば約半年後…。

なぜこんなに待つ必要があるのかというと、除菌後すぐに検査をすると偽陰性になりやすいからです。
除菌薬を飲むとピロリ菌は死にますが、もしかしたら僅かな生き残りがいるかもしれませんよね。
でも、その生き残りの数が本当にちょっとだけだった場合、検査結果にはあらわれないんです。
そこで、除菌後すぐには検査せず、2~3か月ほど時間を置く。
そうすると、仮に生き残りがいた場合には検査結果に出るほど増殖しているので、除菌直後に検査するよりも正しい結果が取れるというわけです。

私はこの頃すでに「私をこんな風にした会社なんて辞めてやる」と決意していたのですが、
いま辞めて保険証が使えなくなってしまったら病院に通えず厄介なことになってしまうので、
ピロリ菌問題が片付いてからじゃないと辞められないなとも思っていました。
通院のために有給休暇はどんどん減っていくし、またいつ別の体調不良になるかもわからないのに…。

さすがに半年もクソ上司の下で働き続けるのはキツ過ぎる…。
無事除菌できてくれと祈りながら毎日薬を服用し続けました。

実は、私の母親もピロリ菌陽性で除菌を経験しているのですが、1回目の除菌に失敗しています。
なので、もしかしたら我が家系のピロリ菌は薬に強いタイプなのかもしれないと怯えていました。

ようやく結果が出たぞー!

その後、3月末にふたたび呼気検査を行い、4月上旬には検査結果がわかり除菌完了となりました。

先生手書きの「ピロリ 除菌成功です。」の文字が良い味出してます。

いやー、ここまで…長かったですね!

最初に胃痛で病院に行ったのは12月だったのですが…。
我ながら4か月もよく耐えたなって思います。

除菌が無事完了したので、これにてピロリ菌問題はすべて解決です。
上司にも仕事を辞めるとすぐに伝えました。
別に引き止められることもなかったです。

ただ、会社の決まりで辞める際は1か月前に報告しなければいけないことになっているので、実際に退職できたのは5月になってからのことです。
幸いゴールデンウィークもあり、僅かながらに有給休暇も残っていたので、残りの1か月はそれらを駆使しながら騙し騙し凌ぎました。
7月まで我慢すればボーナスがもらえたと思うのですが、そんなことより1日でも早く辞めたい気持ちが強かったです。

ちなみに、私が辞めてから2~3月も立たないうちに、元勤務先は部署ごと解体されて消滅したそうです(会社自体はまだある)。
部署1つ潰すって、あの上司強過ぎる…。

みなさんも体調が悪くなったらなるべく早めに病院へ行った方が良いです。
治療に要する時間は想像以上に長く、事態はゆっくりとしか改善しないのだと痛感しました。

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